論文算出肝重量を考慮した男女のエタノール排泄率

研究の目的は、エタノールの薬物動態に関する性差を検討することであった。 正常な肥満度の健康な男性68名と健康な女性64名に、「典型的な」朝食を食べた後、0.79~0.95gエタノール/kg体重を選択した形で摂取してもらった。 男女とも目標濃度は血中アルコール濃度C0が0.104g/dlであった。 排泄期の採血は吸収完了後より10〜20分間隔で行った。 最高血中エタノール濃度は女性で0.0819 ± 0.0184 g/dl、男性で0.0841 ± 0.0155 g/dlであった。 一次関数で計算した1時間当たりの血中エタノール排泄速度は、女性で0.0179±0.0030g/dl/h、男性で0.0159±0.0029g/dl/hと有意に高かった(P < .0001)。 肝臓重量との関係では、1時間当たりの排泄量は女性で5.008 ± 0.678 g/kg肝臓/h、男性で4.854 ± 0.659 g/kg肝臓/hであり、統計的に有意な差はなかった。 分布容積に対して算出される肝臓重量の違いが、男女のエタノール排泄速度の違いに関与していると考えられる。

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